皆さん、こんにちは。NCTサポート部の星野です。
あけましておめでとうございます。本年も「さぽーとノート」を宜しくお願い致します。
さて、毎年、年末年始になると「テレビを買ったのだけれど接続が出来ない。」、「新しいテレビでBSが映らない。」といったお問い合わせが多くなります。冬のボーナスや初売りでテレビを購入されたから方からのご質問です。
昔は、テレビを買った町の電気屋さんに設置までお任せしていた方が多いと思いますが、最近は通販等で購入してご自分で設置する方も増えています。今回は、特に説明することが多いBS放送を見る時に利用する「分波器」についてご案内したいと思います。
ちなみに、NCTのテレビサービス(光回線)をご利用のお客様は、BSパススルーオプション(光ミニA以上のコースに含まれています。テレビサービスのコースはこちら)を利用すればBSアンテナがなくてもBS放送を見ることが出来ます。さらに4Kテレビ(チューナー内蔵)であれば、BS4Kもお楽しみいただけます。
テレビには、地上放送のアンテナを接続する「地上デジタルアンテナ接続端子※1」、BS放送のアンテナを接続する「BS・CSアンテナ接続端子※2」、ケーブルテレビのSTBや市販のDVDレコーダー等を接続する「HDMI端子」、インターネットを利用するための「LAN端子」等、さまざまな接続端子がついています。
テレビを設置する際には、どの端子に何を接続すればよいかを確認するために、まずは、マニュアルを見ながら作業することをお勧めします。
※1「地上入力端子」や「VHS/UHF入力」等、テレビのメーカーによって名称が違います。
※2「BS/110度CS IF入力」等、テレビのメーカーによって名称が違います。
テレビで地上放送を見るには、壁面のアンテナ端子からテレビの地上デジタルアンテナ接続端子にアンテナケーブル(同軸ケーブル)をつなぎます。BS放送を見る場合は、テレビのBS・CSアンテナ接続端子につなげます。しかし、テレビだけでなくDVDレコーダーにもアンテナ端子をつなぐ場合や壁面のアンテナ端子が1つしかない場合、分配器や分波器という機器が必要になります。なお、分配器は、屋根裏から各部屋に電波を分けるためにも使われています。
分配器は、1つのアンテナ端子からの電波を複数に分けるための機器です。分配器を使えば、テレビとDVDレコーダーの両方にアンテナ端子つなぐことができます。
但し、分配器は電波を分けるだけなので、分配する数が多ければ多いほど電波が弱くなります。電波が弱くなると画面が乱れたり、完全に映らなくなったりする場合があります。そんな時は、ブースター(増幅器)という機器を使って、電波を強くする(増幅する)必要があります。
分配器とそっくりな「分波器」という機器があります。※BS放送を見る時に利用するのは、この分波器です。
名前も一文字違いで見た目も同じような物が多いのですが、分配器と分波器は役割が違います。
一般的に地上放送のアンテナとBS放送のアンテナは別なのですが、ケーブルテレビでは、この2つのアンテナの電波を1つにまとめて、1つのアンテナ端子から出力するようにしています。※ご自宅の状況により異なります。
この1つのアンテナ端子から出力している地上放送とBS放送の電波を分けるための機器が「分波器」です。
なお、地上放送とBS放送の電波を分波するだけなので、それぞれの電波はあまり弱くならないです。
「分波器」は、地上放送とBS放送の電波を分けて、テレビの地上デジタルアンテナ接続端子とBS・CSアンテナ接続端子の両方にアンテナケーブルを接続するために必要な機器と言えます。(そのため、BS放送を見ないのであれば、分波器は必要ありません。)
いかがでしたでしょうか?分配器と分波器の役割はご理解いただけましたか?テレビを置く部屋の数、配置、視聴チャンネルなどに応じて最適な環境をご提供できるよう、お電話や訪問にてサポートさせていただきますので、いつでもお気軽にお問い合わせ下さい。(お問い合わせはこちらから)
さぽーとノートをお読みいただき、ありがとうございました。
「さぽーとノート」では、これからも楽しい情報やためになる情報をお伝えしていきます。次回もお楽しみに!